学校のAI教育は、まだ始まっていない

学校のAI教育はまだ本格化していない現状を示すコラムのアイキャッチ画像

お子さんの学校で、AIの授業はありますか?
おそらく、ほとんどの方が「ない」と答えると思います。

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文部科学省のガイドラインは出たけれど

文部科学省は2024年12月に、学校で生成AIをどう使うかのガイドライン(Ver.2.0)を発表しました。

パイロット校を指定して、授業でのAI活用を試験的に進める取り組みも始まっています。

ただし、これはあくまで一部の指定校の話です。
全国のほとんどの小学校では、AI教育はまだカリキュラムに入っていません。

ガイドラインから授業開始までには時間がかかる

ガイドラインが出たこと自体は前向きな動きです。
国が「学校でもAIを教えよう」と言い始めた。

でも、ガイドラインが出てから、実際に教室で授業が始まるまでには時間がかかります。

先生たち自身も、生成AIを日常的に使っている方はまだ少ない。
教える側の準備が整っていないのが現状です。

プログラミング教育も、必修化まで時間がかかった

英語やプログラミングもそうでした。
「これからは必要だ」と言われてから、学校の授業で本格的に始まるまで、何年もかかりました。

小学校でプログラミング教育が必修化されたのは2020年。
本格的な議論が始まったのは2016年で、必修化まで4年かかっています。
さらに、全国の学校で浸透するまでにはもっと時間がかかりました。

AI教育も、同じことが起きています。

学校が追いつくより、子どもが先に使い始めている

その間に、子どもたちはもうAIを使い始めている。
ベネッセの調査では、知っている子の80%以上がすでにAIを使った経験があります。

学校で教わる前に、子どもが先に使い始めている。
ルールも、正しい使い方も知らないまま。

このギャップを埋められるのは、今のところ家庭か民間教室だけ

このギャップを埋められるのは、今のところ、家庭か民間の教室しかありません。

「学校に任せておけば大丈夫」と言える時代は、まだ来ていないと、私は感じています。

AI Lab Kids 高橋


参考データ

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